月桂冠大倉記念館は、
大倉酒造の創業350年を記念して1909年(明治42年)に建造された酒蔵を改装して作られました。
京都市指定の
有形民族文化財の酒造用具類のうち約400点が常時展示されています。他にも創業からの歴史を語る酒器類や酒造りの現場で実際に使われた酒造用具類などが展示されています。
伏見城の外堀にあたる
濠川(ほりかわ)から眺める酒蔵のレトロな風景は見てるだけでもとっても落ち着きます。付近一帯は「
重要界わい景観整備地域」に指定されていて、土色に近いカラー舗装やレトロ調の電灯の設置、電柱の地中化等がの整備がされています。
月桂冠大倉記念館の中庭にある井戸から湧き出る水は「
さかみず」と言われていて、酒造りの命の水です。この井戸は昭和36年(1961年)に新しく掘り直したもので、地下約50mからの水は、今でも隣接する酒蔵で使われています。その清らかに澄んだ水はきめ細かくまろやかな酒質を生み出す源になっています。「
さかみず」という名は「
栄え水」とともに古くは酒の異名でもありました。
■住所:京都市伏見区南浜町247番地
■電話:075-623-2056
■開館時間:午前9半〜午後4事半
■休館日:盆、年末年始
■入館料:大人300円、中学・高校生100円 お土産付き
純米酒(180ml)1本。未成年には「酒造り絵はがき」
■駐車場:バス6台(見学者のみ、要予約)、乗用車22台
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