2015年07月26日
北海道 日本100名城 松前城(福山城)
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松前城は、安政元年(1854年)に日本最後の旧式築城として完成しました。松前城と呼ばれる様になったのもこの頃からで、以前は福山城(福山館)と呼ばれていました。


受付で入館料(360円)を支払い入館します。日本100名城のスタンプも受付にありました。案内に従って進んで行くと、最初に天守内の松前城資料館を見学する事になります。

残念ながら築城当時の国宝に指定されていた天守は、昭和24年(1949年)6月5日の火災により焼失してしまいました。現在の天守は、昭和36年(1961年)5月16日に落成したものです。この火災、松前町役場の宿直の町役員が暖を取るために電灯に毛布を被せて炬燵代わりにしたのが過熱して発火したのが原因との事。損害額は当時の金額で2000万円と推定されている。

こちらが、建立当時から現存する本丸御門で、重要文化財に指定されています。屋根が緑色なのは、寒さで凍み割れやすい瓦の代わりに銅板を葺いてあるからです。また、石垣の石も緑色に見えますが、こちらは付近の山で採れる比較的柔らかく加工しやすい緑色凝灰岩が使用されている為です。

石垣の石が隙間なく綺麗に並べられているのは、中の土が解凍する際に流れ出てしまうのを防ぐ為の工夫で、亀の甲羅に似ているため亀甲積みとも言われています。
余談ですが、日本100名城のスタンプ集めも、五稜郭に続き松前城を制したことで北海道内で残すは1城となり、全国では残り14城となりました。来年中には100名城制覇したいですね。
【松前城資料館】
◇住所:北海道松前郡松前町松城144
◇電話:01394-2-2216
◇入館料:大人360円、小人240円
◇開館時間:午前9時〜午後5時(入館は4時半迄)
◇休館日:12月11日〜4月9日
◇駐車場:無料